勤務先の研究室から自宅ネットワークにアクセスするため、仮想化サーバ―(ESXi 7.0.1)上のDebianにSoftEther VPNをインストールしたので、その手順をメモしておく(主に自分用)。
1. SoftEther VPNのダウンロード
① 公式サイトからLinux向けの圧縮ファイル(.tar)の取得
はじめに、SoftEtherの公式サイト(SoftEether VPNプロジェクト)からLinux向けの”SoftEther VPN Server”をダウンロード。
② WinSCPを使ってUbuntuに転送
WindowsにWinSCPをインストールし、SFTP経由で圧縮ファイルをUbuntuに転送。
SSH用アカウントでWinSCPからUbuntuに接続したら、圧縮ファイルをホームディレクトリにコピー。
2. Ubuntu Server上でSoftEther VPNのセットアップ
① 必要なモジュールのインストール
セットアップに必要な”make”、”gcc”をインストール。
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sudo su - apt-get update apt-get install make gcc |
② 圧縮ファイルの展開と移動
tarコマンドでファイルを展開する。
ここでは、/tmpディレクトリで作業を行い、生成されたvpnserverディレクトリを/usr/local/binに移動。
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cp -R soft* /tmp cd /tmp tar -xvzf soft* mv vpnserver /usr/local/bin |
③ プログラムのビルド
makeコマンドでビルド。
特に異存がなければ、ダイアログにはすべて”1″で応答。
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cd /usr/local/bin/vpnserver make |
インストール作業自体はこれで完了。
3. SoftEther VPNの起動
① サービスの起動
root権限を保持しつつ、以下のコマンドを実行。
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. /vpnserver start |
③ サービスの自動開始の設定
さし当りの方法として、/etc/rc.localにサービス開始コマンドを記述しておく。
下記を”exit 0″の上に記述。
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/usr/local/bin/vpnserver/vpnserver start |
最新のDebian 10では/etc/rc.localがデフォルトで存在しないため、下記サイトを参考に有効化を図った。
参考サイト: Debian 10 Busterに/etc/rc.localを導入する